I'll be home

for Christmas

 

クリスマスには帰るから


 


 


MIDIの後ろの番号は、アレンジの違いを表しています。
演奏をお聞きになるには、それぞれの番号をクリックしてください。

 


MIDI1 ・・・2:37、6KB
シンプルなアイル・ビー・ホームです。ビッグバンドアレンジも好きなのですが、こういったしっとりとしたピアノソロもとても似合う曲ですよね。
MIDI2 ・・・3:05、9KB
アドベントカレンダーに何度か登場しているMIDIですので、「あ!これ聞いたことがある!」って思われる方もおられるでしょうね。ティータイムのBGMにいいかもしれないなぁ・・・、そんな風に感じる少し牧歌的なアイル・ビー・ホームです。
MIDI3 ・・・3:31、12KB
あれ?オーバー・ザ・レインボー?と思わせるイントロが意表を突く、カラオケならぬMIDIオケ?仕立ての1曲です。メロディーはあなたご自身で歌うか、だれか身近な方をつかまえて無理やり歌わせるか。それともhideみたいに、頭の中でフレーズを追いかけていくか。色んな楽しみ方を考えられる、楽しさ満点の仕上がりになっています。(笑)
MIDI4 ・・・3:36、23KB
大好きなアレンジのひとつです。いいなぁ・・・これ。もうメロメロになりそう・・・。(#^.^#)
スモール・ジャズ・コンボにストリングスが加わって、なんともいえずセンチメンタルな雰囲気を、これでもか〜☆とばかりにあおってくれますね。鼻の奥がツ〜ンとなりそうな、そんなアレンジですね。ぜひ、一度お聞きになってみてくださいね。
MIDI5 ・・・3:05、13KB
こちらも以前のカレンダーでご紹介したアレンジですね。明るいピアノのバッキングの陰にある切なさ。それに気付いた時、人は少し大人になるのかもしれません・・・。な〜んてね。(^^)v

MIDI6 ・・・3:09、29KB
こちらはご紹介するのが初めてですが、MIDI4と双璧を為すスモール・コンボ・アレンジだなと思います。途中のグロッケン(かな?)のオブリガードがいいですよね。クリスマスらしくて、華やかさも感じられて。思わず、「お手をどうぞ」などとダンスにお誘いしたくなるのはhideだけ?(笑)
MIDI7 ・・・2:49、18KB
そうそう、こういうのが聞きたかったんだ・・・って、そう思われた方がたくさんおられるかも?
しかし、ピアノって本当に表現の幅が広いですよね。マイ・フェイヴァリットなアレンジかもしれません。どうぞごゆっくりとお聞きになってみてくださいね。
MIDI8 ・・・4:53、70KB
5分近い大作のアイル・ビー・ホームです。不思議なレゲエっぽいリズムをバックに、パンフルートがメロディを奏でるのですが、一見ミスマッチと思えるこの組み合わせが意外にいい!変ってるけど変じゃないっていう、微妙なバランスのアレンジだと思うのですがあなたはどうお感じですか?
え?単調だから途中で飽きちゃった?(笑) 仕様が無いなぁ・・・、もう。
MIDI9 ・・・3:22、11KB
イントロがいいんですよね。後は普通だけど・・・。あ・・・、言っちゃった。(^^ゞ
まあ、でもスタンダードなアレンジで、安心して聞けるんじゃないかな。などと、フォローになってるのやら、なっていないのやら。
MIDI10 ・・・0:52、3KB
1分に満たない、いかにも「小品」と呼びたくなる1曲です。これだけ短いとカレンダーのページには絶対に使えませんから、当然今回が初のお目見えとなります。良かったぁ〜☆MIDIのページがあって・・・などと、妙なことに感謝したくなるアレンジだと思います。・・・って、これではいいのやら悪いのやら、検討がつきませんよね。まあ、それが狙いだったりもするのですが。(^_-)-☆

MIDI11 ・・・2:54、8KB
このアレンジをご存知の方は、きっとXCDフリークというか「通」の方に間違いありません。だって、よくカレンダーに登場していますからね。hideがメチャメチャ好きなアレンジで、スノーマンなら「あ〜
溶けちゃいそう」と思うやら、思わないやら。さてどっちでしょう。
クリスマスイヴの頃のカレンダーでよく使用するのは、「今年のクリスマスが終わっちゃう・・・」「まだ・・・、まだ終わらないで・・・」「もう少しだけ・・・」などと、皆様と同じ想いをhideが感じている証拠なんですよ。その切なさをMIDIに託して・・・、なんていうとカッコ付け過ぎ?(笑)
でも本当にそんな気持ちです。想いのすべてを言葉には出来ませんからね。もちろんこのページのBGMで流れていますので、たっぷりとお聞きくださいね。
MIDI12 ・・・2:49、37KB
出た〜♪っていう感じかな。これもカレンダーでお馴染みのアレンジですけど、いつ使ったかは内緒。
明るいはずなのに、どこか切ない・・・。なんてクリスマスにふさわしいナンバーなんでしょうか。大好きなアレンジです。
MIDI13 ・・・2:30、33KB
MIDI12とよく似ていますが、こちらはバンドネオンがメロディを奏でますので、どことなくヨーロッパっぽい印象を受けます。ちょっとバッキングのリズムが単調なためカレンダーでは使っていませんが、これはこれでありかな・・・という感じかもしれません。興味のある方だけお聞きになってみてくださいね。

 

SONG

       原 詩 / 対 訳

 

 

MIDI1

MIDI2

MIDI3

MIDI4

MIDI5

MIDI6

MIDI7

MIDI8

MIDI9

MIDI10

MIDI11

MIDI12

MIDI13

 


I'm dreaming tonight
  今夜は夢見てるんだ
Of a place I love
  僕の大好きな場所を
Even more than I usually do
  いつもよりもとってもね

 

And although I know
  
戻るにはとても遠いって
It's a long road back
 
 分かっているけど、でも
I promise you

  君に約束するよ

 

 

I'll be home for Christmas
  クリスマスには帰るから
You can count on me
  待っていておくれ
Please have snow and mistletoe
  雪とヒイラギを用意して
And presents under the tree
  
ツリーの下にはプレゼントも忘れずにね

 

Christmas Eve will find me
  
クリスマスイブには会えるから
Where the love-light gleams
  愛が光を放つ場所でね
I'll be home for Christmas
  
クリスマスには帰るから
If only in my dream...
  たとえ夢の中のことだったとしても・・・

 

 

Christmas Eve will find me
  
クリスマスイブには会えるから
Where the love-light gleams
  愛が光を放つ場所でね
I'll be home for Christmas
  
クリスマスには帰るから
If only in my dream...
  たとえ夢の中のことだったとしても・・・
If only in my dream...
  夢の中のことかもしれないけれど・・・

 

 


 

I'll be home for Christmas

 

作詞:キム・ガノン、1943
    Kim Gannon  (1900-1974)
作曲:ウォルター・ケント、 1943
    Walter Kent (1911-1994
)

 覚えておられるでしょうか?前回、Let's It Snow!をUPした時のことですが、邦題をどうつけようか?って随分悩みました。今回のこの曲もまた、負けず劣らずという感じで邦題に悩むこととなりました。

 なにしろB型牡牛座の割には@→A→B→〜という感じで、順番に物事が進まないと気が済まない性格(?)なものですから、邦題が決まらないことにはその先に進めない訳なんです。なのでこうしてUPするまでに1年ほどの時間を要することになってしまいました。本当に済みませんでした。

  邦題は「クリスマスはおうちで」がいいかなぁ。
  それとも「クリスマスはうちで」の方が・・・。
  この「お」があるのと、無いのとでは受ける印象は・・・?
  いやいや「クリスマスは家で」もありだよなぁ。
  あ、それとも「クリスマスは我が家で」の方がいいかも・・・などと、
  こんなことをず〜っと考えていたんです。

 え!?
 本当は忘れていたんだろう?って?

 い・いや・・・。そ・そんなことはある訳ないですから。嫌だなぁもう・・・。信用してくれないんだから・・・。(うぅ・・・なんて鋭い突っ込みなんだろ・・・)(^_^;)

 と、いつもの言い訳を始めると話が前に進みませんので、まあそういうことがあったような無かったような。よく分かりませんが、なんにせよどうも長いことお待たせして申し訳ありませんでした。(笑)
 気を取り直して、クリスマスの名曲” I'll be home for Christmas ”をご紹介させていただきますね。

 

 このナンバーをご紹介するに当たり、外せないエピソードがあります。もしかするとご存知の方もおられるでしょうか。時は1965年の12月中旬のこと、つまりクリスマスを一週間後に控えた頃のお話となります。

 当時、アメリカではジェミニ計画という有人宇宙飛行計画が実行されていました。月面着陸で有名なアポロ計画のひとつ前のものなのですが、アポロ計画の実現に向けた、ランデブーやドッキング、宇宙遊泳などの技術開発を目的とした実験的な内容になっていたといいます

 その中で1965年12月4日に打ち上げられたジェミニ7号と命名された宇宙船が、14日間の宇宙滞在を終えて地球に向かっていた時のことです。

  船長のフランク・ボーマンが無線交信のテストで、「ビングのアイル・ビー・ホームを掛けてくれないか?」とリクエストしたのだそうです。何のことか、すぐにお分かりいただけますよね?
 そう、ビング・クロスビーさんの歌うこの曲を(きっとジョークのつもりで)リクエストしたのだと思います。しかしそこは、さすがNASA!本当にレコードを流したといいますから、太っ腹というかヤンキー気質というか・・・。40年以上前に、世界が注目する中で起きた、小さな奇跡のようなクリスマス・エピソードだなと思います。

 地球に向かうジェミニ7号のコックピットで、「クリスマスには帰るから・・・」。
う〜ん・・・、最高のぜいたくというか、ダンディズムというか。家族が揃う日がクリスマスで、その前のイヴは皆が帰ってくる日。そういう背景を思い描きながら、ボーマン船長になった気分で想像してみてくださいね。あぁ・・・、って思いますから。そしてご家族の方は、「無事に帰ってきてね」と祈りつつこのやりとりを聞かれたのでしょうね。

 ところでさっき名前が出ましたが、この曲を歌って最初にヒットさせたのがご存知ビング・クロスビーさんです。ビングは映画にもなったホワイトクリスマスでも有名ですが、このアイル・ビー・ホームも彼が本家という感じで、そういうことを知ると親愛の情を込めて「ミスター・クリスマスさん」って呼びたくなってしまいませんか?

 その後、1946年にペリー・コモさん。1957年にはフランク・シナトラさんが吹き込んだレコードがヒットチャートに登っています。そういえばエルビス・プレスリーさんによるアイル・ビー・ホームも耳にすることが多いような気がしますね。

 

 

 さて、ビング・クロスビーさんがデッカレコードで吹き込んだレコードがヒットしたのが、1943年という半世紀以上も昔のことです。歌も詩も曲もすべて良かったのですが、さらにこの曲が11週間以上にわたってチャートインし続けたもうひとつの理由があったことをご存じでしょうか。

 1943年といえば昭和18年、つまり第2次世界大戦の真っただ中になります。アメリカから遠く離れた、太平洋戦線やヨーロッパ戦線(D-Day〜ノルマンディ上陸作戦は翌1944年6月6日)といった異国の地で迎えるアメリカの青年たちのクリスマス。
 それは静けさとは正反対の、喧騒と怒号。そして生と死の意味がさほどの違いを持たない、狂気に彩られた極限の環境。

 だからこそ「クリスマスには帰るからね、たとえ夢の中だったとしても・・・」という歌詞が多くの兵士たちの共感を得ただろうことは想像するに難くありません。また母国に残った家族や恋人。いちばん近いはずなのに、遠く、それこそ地球半周分ほどの距離に離された様々な愛情の対象となるであろう人々。

 この” I'll be home for Christmas ”というクリスマスソングの名曲には、そんな歴史には名前の残らない、私たちと同じ一般の人たちの切ない思いが半世紀分以上、詰まっているのかもしれません。
 だからこそこの曲に、懐かしさと共に一抹の寂しさや切なさを感じ取ることが出来るのではないでしょうか。

 現代であれば遠距離恋愛や単身赴任なども、この曲の歌詞のような想いがつのるかもしれませんね。そういえばクリスマスイヴ前後のカレンダーで、BGMとして流すことが多いアイル・ビー・ホームなのですが、もしかしたらそれは「遠く離れていても、夢の中で会えるかもしれませんから・・・」というhideからのメッセージかな?
 いえいえ。クリスマスを家族と過ごすことのない、自分自身に言い聞かせているだけのかもしれませんね。

 なんて書くと、いつも一緒にクリスマスを過ごしていただいている皆さんに失礼ですよね。ゴメンなさい!m(__)m
 ついつい感情移入してセンチになっちゃいました。あ〜恥ずかしい!(#^.^#)

 


 

 

 実は少しですが、第2次世界大戦中のクリスマスカードコレクションなどというものもあったりします。戦争とクリスマスというのは、思いっきり似合わないような印象を受けますが、クリスマス休戦といった言葉があったりもしますからね。
 戦争は無い方がいいに決まっていますが、その渦中に放り込まれてもなおクリスマスの心を忘れない。それが信仰するということなのかな?と、hideなんかは思うのですがどうなのでしょうね。

 ではまずは、こちらのカードから。戦地へ送るクリスマスプレゼントの案内です。「9月15日から10月15日の間に出してね」と、鉄カブトを被ったサンタさんが紹介しています。

 「自由と平和のために戦時国債を買おう」という、国からのセールスパンフレットのようなカードですね。

 戦争を継続するには莫大がコストを必要としますから、このシリーズはきっとたくさん作られたんだろうな・・・と思います。

 多分、太平洋戦線でしょうか?南海の浜辺を戦闘機が飛ぶという、なんともシュールなクリスマスカードです。ムーア・フィールドさんとおっしゃる写真班の方が作られたんですね。

 1944年のクリスマスといえば、まさしくヨーロッパ解放が進められているその時です。自由を我らに!という感じでしょうか。でも、やっぱり戦争は無い方がいいなと思います。

 風刺画のようなカードですね。サンタさんが捕まえているのは、いわゆる枢軸国と呼ばれる日・独・伊の3国をカルカチュアライズしたものです。いい感じではありませんが、これもまた歴史のヒトこまを映しだしたものだといえますね。

 最後はこちら。これはフランス、それもパリ解放がテーマのカードですね。エッフェル塔の周りには、セーヌ川・ノートルダム寺院・凱旋門・オベリスクなどが配されています。ベルばらではありませんが、市民革命発祥の地パリを解放するというのは、欧米の方にとってとても深い意味を持つんじゃないかな?と、このカードを見ていてそう思います。

 

 

Ill Be Home For Christmas

音が重なりますので、先にMIDIを停止させてからご覧ください

まずはRascal Flatts(ラスカル・フラッツ)さんの素敵なアカペラをどうぞ

 

 

 

女声のアイル・ビー・ホームもいいですね。
hideが大好きなマルティナ・マクブライドさんでお送りします。

 

 

 

こちらは、映画「The Santa Claus」より。
歌っているのはMichael Buble(マイケル・ブーブレ)さんです。

 

 

 

最後にやっぱりビング・クロスビーさんは外せないかな・・・と。(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 

なんと・・・14か月ぶりになってしまいましたが、19曲目 のMIDIページUPです。

junさんにいただいたリクエストにお応えして・・・と、本来ならば胸を張っていうところなのですが、1年近くお待たせしてしまうと、先に「ゴメンなさい」と謝りたくなってしまいます。

お茶飲み話とかUPしないで、先にこちらを作ればよかったのにねぇなどとも思いますが、いわば後の祭り?なぜだか間もなく2009年のカレンダーをスタートしなくちゃ!という、よく分からないタイミングにUPすることになりました。

時間が経てばきっといい思い出になるんでしょうけれども、これからの1ヶ月あまりの先行きを思うと・・・、お〜大変!(笑)

でも、きっとカレンダーは毎日更新されるんですよ。

あ、そういえば「最初に読んでね」のページも作んなきゃ、ですね。クリスマスが近づくと、やらないといけないことがたくさん出来て、嬉しいやらどうなのやら。

などと相変わらずボケた管理人ですが、今回ご紹介させていただいたナンバーは、これくらいのボケを振りまいておかないと切なくなりすぎちゃいますからね。

ご存知の方も、そうでない方も。
お気に入りの1曲に加えていただけると、とても嬉しいなってそう思います。なんせhideの中ではベストスリーに必ず入るほど超お気に入りのナンバーですからね。

20/11/2009
Webmaster hide

21/11/2009
追加・修正しました

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