Dec/20/2003 (Sat)


中央のツリーが分かるでしょうか?

Schloss
Schoenbrunn

 
聖ニコラスがお菓子を配っていました

有名なシェーンブルン宮殿です
 

夜はもちろんライトアップされています
時間的にはまだ夕方なんですけどね
 
 
もちろん中にもツリーが飾られていました
 

My Dear Friend...

 ウィーンを訪れたら、きっと誰もが立ち寄るであろう場所・・・。世界遺産にもなっている、シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットをのぞきにやってきました。
 ハプスブルグ家の夏の離宮として、あるいは1141室(!)もの部屋を持つ、壮麗なバロック宮殿として有名です。そんなに部屋があって、迷子にならないのでしょうか?
 庭園は春には花が咲き乱れるそうですが、今はあいにくの冬。仕方がないので、クリスマスツリーで我慢します。 (^^)

 今年は11/20〜12/26の間、マーケットが開かれていますが、そんなにお店の数が多い訳ではありません。写真でもスタンドはチラホラとしか見えていないと思います。

 ここは適当に切り上げて、市庁舎前のマーケットを目指すことにします。 (^^ゞ

 


とてもお天気が良かったのですが
相変わらず寒いのは変わりません

レープクーヘンのお店では綿菓子も売っていました
 

そして徐々に夕闇がその濃さを増していきます・・・


ライトアップが美しく輝き始めます
 


色とりどりのイルミネーションに飾られた木を見ていると時が経つのを忘れてしまいそう・・・
 

 
 なんかいいですよね、ウィーンのクリスマスって・・・。このまま来年のクリスマスまで住みたくなってしまいそうです。ドイツもいいですけど、オーストリアもいいなぁ・・・。
 これでドイツ語やフランス語が話せればもっと楽しいかもしれないですね。日本に戻ったら駅前留学しようかな・・・と、一瞬真剣に考えてしまいました。 (^^)

 そうそう。オーストリアの家庭でのクリスマスの過ごし方を聞いてきましたので、あなたにもお教えしますね。
 クリスマスイヴになると、お父さんは子供を誘って、雪の積もった公園に散歩に行ったり、人形劇などが行われている街のイヴェントに出かけます。

 その間にお母さんは、ツリーの飾り付けを大急ぎ(!)でしちゃいます。自分で作ったり、買ってきたオーナメントやキャンデー、折り紙などを飾るそうです。そして最後にキャンドルを吊るして、ツリーの下にプレゼントを並べたら準備完了!
 お父さんや子供たちが帰ってくると、楽しいイヴの夕食が始まります。こちらでは七面鳥や鯉がメインディッシュとなることが多いそうです。食後のデザートは、子供たちが手伝って作ったクリスマスクッキー。

 食後、お父さんはそっと席を立って、ツリーのある部屋に行きます。キャンドルに火を点して電気を消し、子供たちに「今、クリストキントが帰ったよ」と知らせます。
 飛んできた子供たちにクリスマスのプレゼントが配られ、みんなでキャロルを唄います。子供たちが疲れて眠りに入ってから、大人だけで深夜のミサに出かけてイヴの1日が終わります。

 翌日のクリスマスには、キリストの生誕を祝うために教会に行き、午後は親戚を訪ねたり一家でのんびりと団らんをして過ごすそうです。
 そういえば、ドイツではクリスマスの日にお墓に参る人も多いそうです。いずれにしても、「にぎやかじゃないとクリスマスではない」と思っているような日本とは、随分違いを感じます。なんだか、今日はしみじみしちゃいましたね。 (^^ゞ

 ではまた明日。

ChestnutRoastingOnAnOpenFire

MIDI file Download (21kb)

BGM :Chestnut Roasting
On An Open Fire
〜 Christmas Song 〜