4th Sunday of Advent  -  Candle of Hope

 
     Dec/19/2004 (Sun)     

Christmas Scenery

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My Dear Friend...

 今日は4度目のアドヴェントサンディ。4本のキャンドルに火が点されていることでしょうね。ということは・・・、クリスマスはもう目の前!
 あんなに待ち焦がれていたのに、もうすぐそこに来ていると思うと、「ちょっと待って〜!まだ心の準備が・・・。」なんて、あせってしまいます。あなたも同じかな?

 でもそうすると、hideのクリスマスを巡る旅の残りの時間はもう少なくなってきてるんですね。頑張って、もっとフラフラしなきゃ!(笑)
 ・・・ということで、フィンランドのクリスマスを存分に味わうのは、また次の機会のお楽しみとして、今日はスカンジナビア半島のお隣の国。スウェーデンにやってきました。

 昨日のカードに書きましたけど、聖ルシアはスウェーデンからフィンランドに伝わりましたので、いうなれば聖ルシアの本場!? (^_^;)
 じゃあまた探しに行かなくちゃ!ですね。
 いつまでもストーブにしがみついていないで・・・。ほらぁ〜、出かけますよってば!

 

 
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スウェーデンでもクリスマスマーケットが開催されています。
1stアドヴェントの日曜日に市が立ち、おうちではジンジャークッキーを焼いたり
ツリー用の飾りを作ったりと、クリスマスの準備に入るそうです。
この日、街では大きなツリーが点灯され、
街中がいっせいにクリスマスムードに包まれます。
 

小さな町では土日だけ開催しています

 

 

 

 

 


一年で最も暗い12月の夜に光を注ぎ、
初めて見る人の多くが妖精のようだと思う・・・。
それがルシアです。
スウェーデンでは、ルシアはクリスマスへの扉を開く象徴のようなものだといえます。
シチリアの聖人の名前を取ったものですが、スウェーデンのルシアは、
その聖人と共通するところはほとんどありません。
ルシアは様々な形でお祝いされますが、
最も一般的なものは少年少女のお供を連れて、
伝統的なルシアの歌(サンタルチア)を歌うルシアの行進です。


ルシアを演じる少女の頭には、後光を発するためのロウソク(安全のために電気のロウソクを使用する場合もある)を
立てるホルダーが付いた、リンゴンベリー(こけもも)の小枝でできた花輪を飾ります。
またルシアは長い丈の純白のドレスを着用し、ウェストには赤いリボンを結びます。
ルシアのお付きの少女たちも同様の衣装をまとい、「スターボーイ」と呼ばれる少年たちは、
星模様の白い三角帽をかぶります。ルシア祭はスウェーデン全国各地で開催されていて、
幼稚園、学校、病院、教会、そしてスウェーデンの国会でも行なわれるそうです。


ルシアは人生における「善き力」、また「暗い冬に差す明かり」の象徴とみなされています。
通常、ルシアは早朝に現れてコーヒーと"ルッセキャッテル"
(クリスマスシーズンにスウェーデンでよく食べられるサフラン風味の焼き菓子)を
振舞うそうです。フィンランドとは、ちょっと違いますね。
でも女の子だけじゃなく、男の子もスターボーイの役割があって良かったですよね。 (^^)

 

 
 子供たちのルシアは可愛かったけど、ちょっとhideには不満が残るなぁ・・・。 (^_^;) もうちょっと探してみようかな?当然ついてきてくれますよね?(笑)

 そうそう。スウェーデンではクリスマスのことを「ユール=Jul」といいます。だからメリークリスマスは「God Jul=ゴー・ユール(と発音します)」といいます。ちゃんとカードに書いてあるでしょ?
 それから、サンタさんはこちらでは「トムテ(あるいはユールトムテ)」と呼ばれ、サンタさんの助手(?)をしているトントゥたちのことは「トムテニッセ」といいます。

 北欧諸国はどこもクリスマスイヴがお祝いのピークになります。ちょっと日本と似てるかも?
 なのでプレゼント交換もイヴの日に行うようですが、日本のように「一点豪華主義!」ではなく、小さなプレゼントがいくつもいくつもあるそうです。
 なんでも聞いたところでは、一軒のおうちでパーティーをすると、200個(!)くらいのきれいな包む紙でラッピングされたプレゼントが交換されるとか・・・。 (~_~;)

 ディナーもこの日が一番豪華で、バイキング形式の「スモーガスボード」と呼ばれるごちそうが出されます。ず〜っと一日中食べ続けているそうで、日本の「おせち料理」みたいなものだと思えば分かりやすいかもしれませんね。

 スモーガスボードとは、酢漬けのニシン、レバーパテ、燻製のソーセージ、キャベツ、ミートボール、「ヤンソンの誘惑」(アンチョビの入ったポテトグラタン)、ハム(ヨウルキンク)といった特別のクリスマスメニューです。
 通常その後には"ルートフィスク"(石灰に浸したタラの一種を干したもの)が続き、ライスプディングで締めくくるといいますから、一日中食べ続けなきゃ仕方ないですよね・・・。

 そして食事が終わったら、夜は家族全員でディズニーのアニメをTVで楽しみます。ミッキーやドナルドの古い作品ばかりで、毎年イヴには必ず同じ内容が放送されます。何故か?は知ってますけど、文章が長くなりすぎたからとりあえず終わりにして、ルシアを探しに行きましょう!


氷のグラスに入ったカクテルって
信じられますか?

 

 

 ファーストアドヴェントの日からは、それまでの窓辺の照明を片付けて、クリスマス用のものを飾ります。これは夜の長い(午後3時頃には真っ暗になります)スウェーデンでの、生活の知恵だといいます。

 どこの家庭のどの窓にも、クリスマスの飾り照明が置かれます。そうすることで暗く長い夜を、きっと楽しく過ごそうと考えたんでしょうね。

 

 

 

 


 

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トムテも可愛いけどルシアのキャンドルスタンドが・・・欲しい・・・。 (^^ゞ


 

    

 
 あ〜良かった♪ルシアに会えて、hideはもう満足です☆ (^^) もうこれでスウェーデンはいいや(笑)。

 あ、そうだ。フラフラ歩いているうちに、色んなクリスマスカードを買っちゃいましたので、一緒に同封しておきますね。まだ間に合いますから、お友達に出してあげたらいかが?
 もっとも「これってどこの国のカード?」って、必ず聞かれるでしょうから、ちゃんと説明してあげてくださいね。

 ではまた明日。

 
  

 

 
好評でしたのでWebカメラ第2弾をお送りします。
 @スウェーデンの色んなところ10ヵ所以上が表示されます。画像の映っているところのカメラを見ることが
   出来ますので、その画像をクリックしてください。 こちら から。
 A南部にあるSTORTORGETという街のカメラ。市庁舎(?)前の広場のツリーだと思います。こちら から。
 Bおまけでフィンランドのロヴァニエミ(ラップランド)の今の様子。こちら から。
 Cついでにノルウェーのベルゲン市。中心部の様子。大きなツリーが見られます。こちら から。

Winter Wonder Land

 

BGM : Winter Wonder Land

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