Dec/24/2020 (Thu)

 

 


I'll Be Home for Christmas - Marc Martel

 

 

 


The story of

the most famous Christmas tree

in the world

 

last part

 

- Christmas Eve -

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


19世紀の終わりごろのNYを描いた絵図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

My Dear Friend...

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーについて

ここまで色々とお話してきました

最後にとっておきのエピソードをご紹介しましょう
 

20世紀で最も長く、最も影響が大きく、最も広範囲に及んだ大不況

それが1929年から1930年代後半まで続いた「世界恐慌」でした

この時アメリカの国際貿易は50%以上減少し失業率は23%に上昇

街には失業者があふれていたといいます

そんな大不況のさなかロックフェラーが高層ビルの建築を発表します

時に1930年のことで世界恐慌により完成は1939年まで掛かりました
 

1931年のクリスマスイブのことです

大工事が行われていた現場で6人の労働者がお金を出し合い

質素なクリスマスツリーが飾られました

それは20フィート(6.1m)のバルサムモミの木を購入し運び込んで

ドロドロとした地面に立て

クランベリー(コケモモ)を連ねたもの、紙の花飾り、スズ箔で

飾り付けたものだったと伝えられています
 

ではまた明日・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


当時の写真がこちらで、ツリーの下で当日の賃金を小切手で支払っているところです
ツリーを立てた理由ですが「この工事により7万人もの人が職を得ることが出来た、その感謝」としてのものだったそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 


世界恐慌前の1900年ごろのニューヨーク(彩色されています)ですが、こういった活気のある生活を取り戻そうと
苦しいながらも家族を養うことが出来る労働者として、働けることに感謝の気持ちが高まりツリーの設置につながったのでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1932年にツリーは飾られませんでしたが、1933年には公式にロックフェラーセンターがツリーを立てました
それは毎年の恒例行事として現在に至っています
写真は天使たちが飾られている小径ですが、当時はまだ飾り付けが無かったことが分かりますね
ちなみにツリーと共にNY冬の風物詩となっているスケートリンクは1936年12月にオープンしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日はこちらからどうぞ

 

 

・・・おや?下の方に??

 

 

 

 

 


クリスマスの朝に
もう一度ここに戻って確認してね☆