ところで、今回のお茶飲み話についてです。
実は最近、少し行動範囲を広げているんです。といっても、そんなにたいしたことではなく、正確に言うと「歩いて出かける範囲を広げてみた」という感じです。
年末年始に食べ過ぎたのもあってか、体重が増えてしまったので、お医者さんと相談(毎月、定期的に診察していただいています)して、「少しウォーキングを増やしてみましょう」ということになったんです。
まあ去年の4月1日に煙草を止めてから、食べ物がおいしく感じるようになったのも影響しているかもしれません。特に野菜を美味しく感じるようになったのは意外な発見です。だってhideは野菜が嫌いな人でしたから・・・。
それはそれでいいことなんですけど、食べすぎれば当然、体重にはね返ります。まあ1〜2kgの話なので、騒ぐほどのことではないのかもしれませんけども。
でも体重が増えるのはそれだけ心臓に負荷が掛かると先生から言われていますので、対策と予防のためにお散歩の範囲を広げているんです。
そうですね、電車の駅でいえば、3駅くらいなら急ぐことの無い限り歩くようにしているんです。
たとえば新宿界隈や下北沢なんかは、hideの住んでいるところから歩いて行くのにちょうど良い距離ですので、週末にはよく出かけています。
ちょうどこの時期は梅の花が膨らんできているのもあって、早い春を見つけることが出来ますからね。
今回はそんなウォーキングの際に撮り貯めた、1月から2月にかけての早春の風景をご紹介させていただきます。
そんなところから、今回のタイトルは「早春賦に誘われて」と名付けてみました。
早春賦(そうしゅんふ)といえば、皆様もよくご存じの唱歌のタイトルですよね。以下、歌詞を掲載してみました。
♪春は名のみの風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り葦は角ぐむ
さては時ぞと思ふあやにく
今日もきのふも雪の空
今日もきのふも雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思を
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か
作詞:吉丸一昌さん、作曲:中田章さんのコンビによる作品で、大正時代初頭に発表されたものです。
なんでも、作詞された吉丸さんが立春を過ぎた安曇野の地を歩きながら、遅い安曇野の春を待ちわびる思いを詩にしたといいますから、そういう意味では、ちょうど今ぐらいの時期を歌ったものだと言えます。
ちなみに早春賦とは「早春の歌」くらいの意味で、文語体で書かれた歌詞を現代風に訳するとこんな感じでしょうか。
♪春というには名前ばかりの風の寒さだね
谷のウグイスも さえずろうとしているけれど
まださえずる時ではないと 声も立てないんだから
まださえずる時ではないと 声も立てないんだから
氷は溶けて消えたし 葦(あし)は芽をふくらませる
さあ春は今だと思ったけれども あいにく
今日も昨日も雪模様の空なんだ
今日も昨日も雪模様の空なんだ
暦の上では春だと聞かなければ知らなかったのに
聞いてしまうと急かされる気になってしまう この胸の思いを
どうしろというのかなぁ この頃の季節の進みのじれったさは
どうしろというのかなぁ この頃の季節の進みのじれったさは
MIDIページと同じで、専門家ではありませんのであくまで「雰囲気をお伝えするだけ」のものとしてご覧くださいね。大きくは違ってないと思いますけど、文法的なことを指摘されると困っちゃいますから・・・。
でも三番まで歌詞を読んでいくと、「あれ?これってラブソングかも?」などと思ってしまうのはhideだけでしょうか。
普通に読めば「春を待ちわびている自分自身の胸の思い」を歌った歌なんでしょうけれども、人を恋うる想いが行間に隠されているようないないような・・・。さて、どっちでしょうか。(笑)
あ、そうそう。
タイトルの「早春賦に誘われて」の「誘われて」は、「さそわれて」とお読みいただくのが自然ですが、出来れば「いざなわれて」とお読みいただけると、さらに雰囲気にマッチするかもしれません。
では、前フリが長くなりましたが「早春賦に誘われて」の始まり、始まり〜☆ (^^ゞ