Hark! The Herald Angels Sing

使者よ聴け天使の歌を

賛美歌98番
あめにはさかえ

Hark! The Herald Angels Sing

MIDIの後ろの番号は、アレンジの違いを表しています。
演奏をお聞きになるには、それぞれの番号をクリックしてください。

 

MIDI1 ・・・1:56、12KB
軽快なアレンジです。メロディ部がしっかりしていますので、「どんな曲だったけ・・・?」という方向けかもしれません。
MIDI2 ・・・0:40、3KB
とっても短いHark!です。ピアノとスチームローラーがうまく引き立てあっていて、きれいにまとめられた小品としての印象を受けます。
MIDI3 ・・・1:37、27KB
なんていうのか、ちょっと不思議なアレンジです。変わったアレンジをお探しの方以外は、お聞きにならないほうがいいかも?
MIDI4 ・・・2:03、8KB
ハワイアンというより、カリプソ風なHark!です。住んでいる土地に合わせたアレンジにより、同じ曲が様々に変化することがよくあります。そういう意味では、とても良い実例なのではないでしょうか。
MIDI5 ・・・2:46、17KB
ストリングスの部分がお気に入りのMIDIです。オルガンは・・・、それだけでもう賛美歌らしくなってしまいますので、あまり使わない方がhide的には好みかもしれません。良い・悪いではなくて、好み・好まないのお話ですので、一概に押し付けられるものではないことは良く分かっているのですが・・・。

MIDI6 ・・・2:01、11KB
このページのタイトル曲に使用したMIDIです。単純に「鐘の音とストリングスのアレンジ」に惹かれてしまった・・・というのが、真相だったりします。でもよく聞いていると、伴奏の音の選び方やリズムに新鮮な解釈が見られますよね。・・・って、ヒイキかなぁ・・・。 (^^ゞ
MIDI7 ・・・1:52、8KB
静かなアレンジのHark!です。主旋律がヴィブラホンというところが、ちょっと変わっていていいですね。
MIDI8 ・・・2:27、8KB
ブラスとオルガンのアレンジでのHark!。オルガンの音色がちょっと気に入らないかも・・・です。
MIDI9 ・・・2:33、7KB
スキャットで始まる荘厳なHark!。かなりというか、とてもお気に入りのアレンジで、実はこのMIDIをタイトル曲にしようかどうしようか・・・、と最後まで迷ってしまいました。後半部でもう少し盛り上がりがあれば文句なしだったのですが・・・。
MIDI10 ・・・3:22、39KB
なかなか凝ったアレンジで楽しませてくれます。10kbくらいの軽いMIDIが多い中では、異様に思えるくらいのファイルサイズですので、聞いていただいてもきっと損はさせないと思います。もっとも最初はビックリ(!)しちゃうかも・・・。バックのアルペジオパターンは様々な派生MIDIを生んでいることからも、エポックメイキングなアレンジだと思います。

MIDI11 ・・・2:50、12KB
スチームローラーの優しい響きが郷愁を誘うアレンジです。肩に力が入り過ぎた時なんかに聞くと、肩こりが癒されるかもしれませんね。 (^^)
MIDI12 ・・・5:50、15KB
MIDI10の派生アレンジですが、かなりゆったりとしたテンポの演奏となっています。6分弱とかなり長い演奏時間ですので、ボ〜ッと聞くのには最適な1曲だと思います。
MIDI13 ・・・1:37、19KB
短い作品ながら、よく練り上げられたアレンジです。正統派的なアレンジがお好きな方からは怒られそうですが、こういう1曲があってもいいですよね?
MIDI14 ・・・2:47、56KB
えっ!?これってヘビメタ??と驚かされるアレンジですが、意外と楽しく最後まで聞くことが出来てしまいます。まあロックとクラシックって案外相性がいいですから、こういうのももちろんアリ!ですね。原曲のイメージを大切になさりたい方は、お聞きにならないほうがいいかも・・・。
MIDI15 ・・・0:49、2KB
室内楽のように優しくストリングスで紡がれるHark!ですが、49秒ですから、アッ!という間に終わってしまいます。ちょっと残念かも。

MIDI16 ・・・2:28、17KB
エレクトリックフィドラーにバンジョーのバッキングですから、きっとカントリースタイルを意識したアレンジですね。アメリカ西部に行くと、本当に聞く事が出来そうなHark!です。
MIDI17 ・・・1:33、12KB
今度はアメリカ南部っぽい香りのする、ブラスによるちょっぴりディキシーっぽいHark!です。同じ曲でもアレンジによって私達に届けられるものは、全然違ってきます。う〜ん、そう思うとアレンジって重要ですね。
MIDI18 ・・・2:19、20KB
ピチカートが奏でる主旋律と、スローなJazzビートがうまく融合した、ちょっと小粋なアレンジのHark!です。このMIDIも実はタイトル曲候補だったのですが、原曲のイメージからはかなり遠いかな?ということで、使用するのを遠慮してしまいました。でもhideお気に入りの1曲ですので、どうぞお聞きになってみて下さいね。
MIDI19 ・・・2:00、11KB
重厚なストリングスアレンジで、思わずヴォリュームを上げたくなります。こちらはアメリカではなく、スコットランドの香り漂う佳品MIDIです。
MIDI120 ・・・2:14、20KB
やっと出ましたピアノソロ(笑)。なかなか気合の入った迫力のある演奏です。それほど難しいスコアではないような気がしますので、練習したらhideにも弾けるかも?

MIDI21 ・・・3:30、23KB
MIDI10のヴァージョン違いです。これを聞いていてビートルズのイエロー・サブマリンを思い浮かべたhideっておかしな奴?カレイドスコープ(万華鏡)のような楽しいアイデアが一杯詰まったHark!ですね。
MIDI22 ・・・1:19、5KB
オルガンのソロ。これがパイプオルガンだと、また違った印象を受けるんでしょうね。
MIDI23 ・・・2;09、11KB
ブラスアンサンブルのHark!です。意外とブラスだけのアレンジって少ないので、もしかしたらレアものかもしれませんね。
MIDI24 ・・・1;20、6KB
なんてことを言ったからか、ブラスアレンジが続いてしまった・・・。原曲の旋律が生かされきってないし、音色ももう一つかも・・・。要努力かな?
MIDI25 ・・・3:08、57KB
おっと・・・。大物が最後に一つ残っていました。ちょっとタイミングが合っていない部分があるようですが、落ち着いた素直なアレンジでとても好感が持てます。このテンポだったら、ピアノのバッキングはアルペジオの方がいいかもしれませんね。でもそうするとギターとバッティングしちゃうかも・・・。

MIDI26 ・・・1:55、6KB
もう一つストリングスアレンジのMIDIを発見しましたので、オマケでUPしておきます。サビの部分はブラスアレンジになっていて、結構理想系(hideにとっては、ですけど)のMIDIだったりもします。

SONG

       原 詩 / 対 訳

 

 

MIDI1

MIDI2

MIDI3

MIDI4

MIDI5

MIDI6

MIDI7

MIDI8

MIDI9

MIDI10

MIDI11

MIDI12

MIDI13

MIDI14

MIDI15

MIDI16

MIDI17

MIDI18

MIDI19

MIDI20

MIDI21

MIDI22

MIDI23

MIDI24

MIDI25

MIDI26

 


Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達の歌を
"Glory to the newborn King!
  「新しき王に栄光あれ!
Peace on earth, and mercy mild,
  地には平和を、そして慈しみを
God and sinners reconciled!"
  主は罪深き者の傍らに!」
Joyful, all ye nations, rise,
  喜び、地より湧き立ち
Join the triumph of the skies;
  天(あめ)なる勝利と共にあらん
With th' angelic host proclaim,
  天使は告げる
"Christ is born in Bethlehem!"
  「主イエス、ベツレヘムに生まれぬ!」

Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達のあの歌を
"Glory to the newborn King!"
  「新しき王に栄光あれ!」

Christ, by highest heav'n adored:
  主イエス、至高より愛されし
Christ, the everlasting Lord;
  主イエス、永遠の帝は
Late in time, behold Him come,
  ようやくにして降誕せり
Offspring of a virgin's womb.
  乙女より生まれし御子なりき
Veiled in flesh, the Godhead see;
  人としてみくだりたまいぬ
Hail, th'incarnate Deity:
  歓呼せよ、その顕現を
Pleased with us in flesh to dewll,
  我らと共にあらんことを
Jesus, our Emmanuel!
  イエスよ、我がインマニュエルよ!

Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達のあの歌を
"Glory to the newborn King!"
  「新しき王に栄光あれ!」

Hail! the heavenly Prince of peace!
  歓呼せよ!平和の天の王子!
Hail! the Son of Righteousness!
  歓呼せよ!高潔なりし御子よ!
Light and life to all He brings,
  あまねくものに光と生命をもたらし
Risen with healing in His wings
  その翼にて災いを癒したもう
Mild He lays His glory by,
  栄光は慈しみを為し
Born that man no more may die:
  不滅の生命のために生まれ
Born to raise the sons of earth,
  地の子らを育むため生まれ
Born to give them second birth.
  新たな誕生を授けるため生まれぬ

Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達のあの歌を
"Glory to the newborn King!"
  「新しき王に栄光あれ!」

Come, Desire of nations, come,
  来れ、民の望みや、来れや
Fix in us Thy humble home;
  粗末なる我らの内に 御身の宿りを
Rise, the woman's conquering Seed,
  芽生えよ、聖母の勝利の種よ
Bruise in us the serpent's head.
  我らの内で悪魔を打ち砕きたまえ
Now display thy saving power,
  今こそ御身が秘めたる力をふるい
Ruined nature now restore;
  荒廃した自然を取り戻させよ
Now in mystic union join
  今こそ神秘なる統合は生まれ
Thine to ours, and ours to Thine.
  御身のものは我らに、
         我らのものは御身に

Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達のあの歌を
"Glory to the newborn King!"
  「新しき王に栄光あれ!」

Adam's likeness, Lord, efface,
  主よ、アダムの姿はかき消え
Stamp Thine image in its place:
  御身の姿を代わりに刻まれんことを
Second Adam from above,
  天からの第二のアダムよ
Reinstate us in Thy love.
  御身の愛で我らを帰依させ
Let us Thee, though lost, regain,
  かつて失くせし御身を取り戻させよ
Thee, the Life, the inner man:
  御身、生命よ、内なる人よ
O, to all Thyself impart,
  ああ、御身全てに伝えられんことを
Formed in each believing heart.
  全ての信じる者の心に
        その姿を宿らせようと

Hark! the herald angels sing,
  聴け!天使達のあの歌を
"Glory to the newborn King!"
  「新しき王に栄光あれ!」

賛美歌第98番 あめにはさかえ 歌詞

天(あめ)には栄え 御神(みかみ)にあれや 
地(つち)には安き 人にあれやと
御使(みつか)い達の たたうる歌を
聞きて諸人(もろびと) 共に喜び
今ぞ生まれし 君をたたえよ

定め給いし 救いの時に 
神のみくらを 離れて降(くだ)り
御霊によりて(または『いやしき賎の』)
   処女(おとめ)に宿り
世人(よびと)の中に 住むべきために
今ぞ生まれし 君をたたえよ

朝日のごとく 輝き昇り
御光(みひかり)をもて 暗きを照らし
土より出(い)でし 人を生かしめ
尽きぬ命を 与うるために
今ぞ生まれし 君をたたえよ
   


 

Hark! The Herald Angels Sing

作詞:チャールズ・ウェスリー、1734
    Charles Wesley (1707-1788)
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン、 1840
    Felix Mendelssohn (1809-1847)
編曲:ウイリアム・ヘイマン・カミングス、 1855
    William Hayman Cummings (1831-1915)

 意外といったら怒られますが、「あの偉大なる」メンデルスゾーンさんの作曲による賛美歌です。元々は、祝典歌「Festgesang」(1840)の第2曲が原曲となっています。
 この祝典歌は、グーテンベルグの印刷術発明の400年記念祝典のため作曲された「世俗カンタータ」で、初演は1840年6月25日にライプチヒで行われました。

 この第2曲の合唱が、ウェスリー詞、カミングス編で、このクリスマスの賛美歌になったといいます。つまりメンデルスゾーンの作品に、カミングスがウェスリーの詩を乗せたというのが定説です。
 誰がどうしたはともかくとして、100年以上の時間が流れる中で、賛美歌第98番として形を整えていったことを思うと、言い尽くせない感動を覚えます。しかもこのMIDIの数をご覧になれば、世界中でどれだけ愛され親しまれているかが、よくお分かりいただけることと思います。


 
 さて今回のキャロルは、いつも掲示板を盛り上げていただいているReiさんからのリクエストにより、UPさせていただくことになりました。
 折角ですので、Reiさんのコメントを一緒に掲載させていただきますね。

久しぶりに日本で迎えるクリスマスです。
今頃、イギリスのスーパーの棚には、
クリスマスプディングやクリスマスケーキ、ミンスパイが山のように積みあがっているんだろうなあって、なんだかすごく懐かしい。
で、懐かしいついでに、リクエストしちゃいます。
Hark! The Herald Angels Singを、クリスマスソングに加えていただけると、うれしいんですが。
メンデルスゾーン作曲で、とてもきれいなメロディです。
イギリスで、クリスマスといえば、必ずこの曲がかかります。
日本でよく聴く、きよしこの夜とか、ジングルベルは、なぜか、ほとんど聴きません。

クリスマスイブの午後、ラジオのBBC3で、毎年恒例の、ケンブリッジ大学キングスカレッジでのNine Lessonsの放送があります。
これは、クリスマスにちなんだ聖書の一節の朗読と、クリスマスの賛美歌、クリスマスキャロルの歌の組み合わせを1Lessonとして、これが9つ組み合わさったものです。
で、締めの曲は、この
Hark! The Herald Angels Singなんです。
キングスカレッジのChoirの少年たちの澄んだ声で歌われると、まさに、天使の歌声っていう感じで、本当に美しい。
ああ、こんな風に歌えたらなあって、いつも思います。
後半、高音が続くので、歌うの、ちょっとつらいんです。
すごくきれいで、かつ覚えやすいメロディなので、日本でもいっぱい聴けるといいなあ。

11/11/2004 Rei

 ということで、Reiさんとhideのコラボレーションでお送りしました。Hark!はもちろん有名なキャロルですから、XCDの開設当初よりこまめにMIDIと情報を収集していました。オーストリアやドイツだけで歌い継がれているキャロルですと、ハッキリ言って手も足も出ませんから、hideが知っている曲を選んでいただけたReiさんに感謝(!)です。良かった・・・ (^^ゞ

 もっとも勝手にReiさんのコメントを転載してしまって、後で怒られるかもしれませんね。実はXCDの掲示板は100件を超えた書き込みは自動的に削除されてしまいます。
 それですと今後新しくお立ち寄りになった方達に、この曲がUPされたいきさつが分からなくなってしまいますので、勝手にこっちに持ってきちゃいました。(Reiさん、許してくださいね〜♪) (^_-)-☆

15曲目のMIDIページはリクエストにお応えして、Hark! The Herald Angels Singをお送りします。クリスチャンの方には、とても馴染み深い降誕節の賛美歌ですが、一般的にはあまり意識されない1曲かもしれません。

そういった楽曲にスポットライトを当てるのも大切な事ですから、今後も少しずつ増やしていけるといいな・・・と思います。

ところで、hideが持っているカンタベリー合唱団の「ハーモニー・オブ・クリスマス」というCDにHark!が収められています。誰かが言った「肉体は最高の楽器である」というのが、聞いていると本当に実感できますね。
そういう意味でも、BBC3の放送を是非とも聴いてみたいものです・・・って、イヴの午後は仕事中だから無理かも・・・。 (~_~;)
(あ!でも時差があるから・・・!)

11/15/2004
Webmaster hide

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