My Dear Friend...
パリでの滞在は今日が最後になります。あなたもよくご存知の通り、こちらではクリスマスのことを”Noel”といいます。そういえばクリスマスキャロルに「1st
noel」っていうのがありますね。1stは英語なのに、なんか不思議に感じます。
上の2枚の写真はホテルで撮影したものですが、意外と飾り付けがシンプルなのに驚いちゃいました。日本やアメリカのクリスマス風景を見慣れていますので、こちらの飾りつけが逆に新鮮に感じられます。写真のクリスマスツリーは、もちろんモミの木とポインセチアです。希望や生命のシンボルといわれるエヴァーグリーンのモミの木と、「クリスマスの花」とフランスでは呼ばれるポインセチアは、このシーズンにぴったりだと思います。
右の写真はツリーとキャンドル、それと星のイルミネーションで飾られた階段なのですが、荘厳な感じがして思わず「おぉっ!」とため息をついてしまいました。フランスはカトリックの国ですから、クリスマスは1年でもっともよき日だといわれるそうです。善意を持って人を想い、幸せを願うとともに、暖かい交流を持つ日がクリスマスなのだそうですが、言われてみればあなたにこうしてクリスマスカードを送っていることそのものが、それにあてはまっているのかもしれませんね。