Dec/2/2003 (Tue)

My Dear Friend...

 パリでの滞在は今日が最後になります。あなたもよくご存知の通り、こちらではクリスマスのことを”Noel”といいます。そういえばクリスマスキャロルに「1st noel」っていうのがありますね。1stは英語なのに、なんか不思議に感じます。

 上の2枚の写真はホテルで撮影したものですが、意外と飾り付けがシンプルなのに驚いちゃいました。日本やアメリカのクリスマス風景を見慣れていますので、こちらの飾りつけが逆に新鮮に感じられます。写真のクリスマスツリーは、もちろんモミの木とポインセチアです。希望や生命のシンボルといわれるエヴァーグリーンのモミの木と、「クリスマスの花」とフランスでは呼ばれるポインセチアは、このシーズンにぴったりだと思います。

 右の写真はツリーとキャンドル、それと星のイルミネーションで飾られた階段なのですが、荘厳な感じがして思わず「おぉっ!」とため息をついてしまいました。フランスはカトリックの国ですから、クリスマスは1年でもっともよき日だといわれるそうです。善意を持って人を想い、幸せを願うとともに、暖かい交流を持つ日がクリスマスなのだそうですが、言われてみればあなたにこうしてクリスマスカードを送っていることそのものが、それにあてはまっているのかもしれませんね。

 今日は近くのマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)を回ってオーナメントなんかの雑貨を見てきました。特に右下のアドベントクランツは、あなたのお家に飾るのにピッタリじゃないかなと思います。来年のアドベントにいかがですか?

 そういえばクリスマスソングは、パリではくるみ割り人形の「花のワルツ」が定番ですけど、意外に「オーシャンゼリゼ」を耳にすることが多いです。純粋なクリスマスソングではありませんが、きっとウキウキとするようなメロディーがこの季節にピッタリなんでしょうね。考えてみれば「ジングルベル」や「そり遊び」なんかも、元々はクリスマスソングではありませんでしたから。こういうのって国は違っても考えることは同じなんですね。

 今日も長々と書いてしまいました。読むのが大変じゃないですか?そうでなければいいのですが・・・。ではまた明日。

auxchampselysees 

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 BGM : Auxchampselysees