Dec/11/2003 (Thu)


昨日の写真とは微妙に違います。分かりますか?

 

 

 

 

 

  
My Dear Friend...

 昨日、スタンドの屋根の装飾がドイツ中で一番綺麗だと書きながら、考えてみれば写真を送ってないのに気がつきました。今日のクリスマスカードに何枚か同封しておきますので、じっくりとご覧ください。hideは左上のスタンドの屋根が気にいっています。だって煙突までついているんですよ。なんだか思わずなごんでしまいました。

 え?その写真の右の赤いのは何?って聞こうとしていますか?何だと思います?コカコーラのクリスマスヴァージョン?そんな訳ありませんよ。(笑)

 実はこれワインを入れる陶器製のマグカップなんです。グリューワインって聞いたことありませんか?どこのクリスマスマーケットでも売られているんですが、グリューワインは赤ワインにレモンやオレンジの皮、香料、砂糖かあるいは、はちみつなどを加えて温めたものです。
 まあ日本でいえば初詣の時に飲む甘酒みたいなものですね。(本当かな?)マグカップを手に持って屋台を見ながら歩く人もたくさんいますし、それぞれの街にオリジナルのマグカップがあり、開催された年の年号が書かれています。
 ちなみにこの赤いマグカップは1998年のものですね。実はスタンドのお兄さんと仲良くなって、最初は中国の人と間違えられたのですが、日本から来たと知って、急に親切にあれこれと教えてくれるようになりました。「日本へ行って京都の町を芸者さんと歩く」のが夢で、色々日本のことを調べているうちに好きになったそうです。なので、日本の人とは今のうちから仲良くする練習をしているんだ、と説明してくれました。
 ちょうどそのお兄さんが自分でもマグカップを集めていて、「見せてやろう!」といってくれたので、写真に撮っておきました。下の方に貼っておきますから、後でゆっくり見てくださいね。

 それでグリューワインの話の続きですが、買う時にはマグカップ代込みで代金を支払います。日本円で大体800円くらいかな?こういう計算は苦手ですので、もしかすると違ってるかもしれませんけど。

 飲み終わってカップを返すと、カップの代金だけが戻ってきます。これはデポジット制というそうです。最初に払った代金の半分くらいが戻ってきますので、カップ代は400円くらいですね。
 その年によって、街によってデザインが違いますので、これだけを専門にコレクションしている人も多いそうですよ。もっともあんまり小さい町だと紙コップで売られることもあるみたいで、それは大体120円くらいで売られているそうです。


 もともとはどこのクリスマスマーケットも紙コップで売られていたそうですが、いわゆる「ゴミ問題」に発展してしまったので、今のような陶器製のマグカップを使用することになったそうです。そりゃあ何百万人という人がやってくるのですから、紙コップといえど半端な量じゃありませんよね。
 陶器カップだと量産も簡単で、再利用が出来ることから環境への配慮が出来て、しかも開催年や都市によってデザインが違うとなれば、誰も捨てたりはしないと思います。大きな声で環境問題を訴えるのも必要でしょうけど、こういう遊び心のある対策が日本でも欲しいですね。

 今日は文章が長いような気がしますが、もうちょっとだけ書いてもいいですか?嫌がらずに読んでくださいね。 (^_-)-☆

 実はボトルに詰められたグリューワインがスーパーで売られていました。70〜80度くらいに温めてやれば、スタンドの味が家庭でも楽しめるという訳です。
 おまけに・・・、グリューワイン専用の鍋を通信販売しているのを、ホテルのTVで発見しました。小型の炊飯器みたいな格好をしていましたが、あんなの買う人いるのでしょうか?まあ日本のTVでやってる通信販売(TVショッピングですね)でも、同じ事を思ったことがありますから、洋の東西を問わず同じようなものなのかもしれません。

 あと最後に。子供さん用にはちゃんとアルコールの入っていない「キンダーグリューワイン」というものが、売られていました。ちなみに下の写真で5個並んでいるのは、左から1995〜2000年のものです。こういうのを見ていると、「毎年来なくっちゃ!」って思うのはミーハーなhideだけでしょうか?
 お店の写真も撮ってみましたので、雰囲気だけでも味わってくださいね。

 さあ、明日はどこの街に行きましょうか・・・。相変わらず優柔不断なhideです。

 ではまた明日。

 

 
1st Noel

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BGM :First Noel