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お茶飲み話

その6

〜 早春賦に誘われて・第2回 〜

 

Stardust
 
  Stardust

 

 

 

前回の続き、”早春賦に誘われて”の第2回をお送りします。というか、時期的に言って今回が完結編(?)という事になりますね。なにしろ「早春」がテーマなのですから。

なので、少し焦りが・・・。(^_^;)

だって急がないと、お雛祭りが来て、そうして啓蟄が過ぎてしまいますからね。
おひな様は説明の必要は無いと思いますが、皆様よくご存じの「女の子の節句」ですよね。
そういえばhideの家にも、奥さんがお嫁入りの時に持ってきたおひな様があって、これくらいの時期にはよく飾ってありましたね。多分、今年も飾っているんじゃないのかな?と思います。


うちのは、こんな感じです

啓蟄という言葉には、あまり馴染みが無いかもしれませんね。
読み方は「けいちつ」といい、これまた皆様ご存じの立春や春分・夏至や冬至などと同じく、二十四節気の一つです。

大地があたたまって、冬眠していた虫たちが地上に出てくる頃。大体は、3月の5日ぐらいで、2009年は3月6日だそうです。
またこの日から春分の日までの期間を「啓蟄」と呼ぶこともあるそうです。
ちなみに早春あるいは初春に対比する語句としては、”仲春(ちゅうしゅん)”と呼ぶ言い方がありますね。あまり実生活では使いませんけども。

柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。
寒さがゆるみ、陽だまりのホッとする暖かさが感じられる頃、それが啓蟄だといえそうです。
ということで、hideが急ぐ理由が分かっていただけましたか?タイトルと季節感がかみ合わなくなると困りますからね。
え!?たんに計画性が無いだけ?
いや・・・、まあ・・・。ははは・・・。(^_^;)

 

 

 

ところで今回のBGMについてですが、これもまた大変有名なJazzナンバーですね。”星屑”という名前のとてもロマンチックな一曲、スターダストです。

hideと同じ世代の方ですと、日曜日の夕方に流れていたのを聞かれたことがあるのではないでしょうか。
テレビが白黒からカラーに移っていく、そんな時代。そう、高度成長期の日本において、当時大人気だったナベプロのタレントさんたちによる、上質な音楽番組「シャボン玉ホリデー」のエンディング曲として、ザ・ピーナツさんが毎週歌っておられましたよね。

スタンダードナンバーとして、とても有名なバラードですので、いわゆるジャズの世界でも本当に色んな方が名演を吹き込まれています。
今、覚えているだけでも、ジョン・コルトレーン、ロン・カーター、ライオネル・ハンプトン、ハンク・ジョーンズといったそうそうたる巨人たちの名前が浮かんできますから。

あたたかな春の宵、菜の花畑が、降る星空に包まれている・・・。そんなイメージでお聞きいただけると良いかもしれません。
凍てついた季節から、身も心もほどけて溶けていくような春のひと時。
どうぞご一緒にお過ごしくださいね。

 

 

 

 

さて、今回は前回の続きで、浅草編をお送り致します。

一週間の東京ステイを決め込んだうちの奥さんと、2月11日の建国記念日で賑わう浅草に出かけてきました。仕事で1〜2度立ち寄ったことがある程度で、ちゃんと浅草を散策するのは初めてです。
どれどれ・・・、どんなところなんでしょうね。

浅草といえば、やはり浅草寺。境内へは、こちらから向かうのが正統派かな?ということで、素直に雷門から入ることにしました。高さ4m、重さ670kgもあるという大きな提灯の両側には風神・雷神が見えています。

提灯の底には見事な彫り物が施されています。その大きさと見事さにちょっぴりビックリしながらくぐり抜けると、その先は浅草寺への参道でもある仲見世の通りです。

あいにくの曇り空なのですが、仲見世通りはものすごい人です。まるでクリスマスのマルクトみたい?

いわば観光地ですから色んなものが売られています。いかにも外国の方向けなんだろうな・・・と思うものや、

ちょっと変わったもの。

人形焼きや煎餅と並んで、甘酒も売られていました。マルクトでいえば、グリューワインですね。(笑)

とりあえず揚げまんじゅうを買ってみました。プレーンと、ゴマを半分こです。
歩きながら頬張るのが美味しいんですよね。

通りのお店を覗いたり、揚げまんじゅうを食べたりしているうちに宝蔵門が近づいてきました。門の上に掛けられた額に「浅草寺」の文字が見えます。

宝蔵門の左手には五重の塔が見えます。関西ですと五重の塔といえば、多分奈良の法隆寺をまず思い浮かべると思いますが、こちらではきっと浅草寺をイメージするんじゃないでしょうか。そう思えるくらい、とても立派で綺麗です。

そんなことを思いながら、宝蔵門をくぐります。

こちらの提灯の底にも立派な龍が彫られていました。180度ひっくり返っていますが、お分かりいただけるでしょうか?

ようやく浅草寺の境内にたどりつきました。

五重の塔も、すぐそばに見えます。

ふと振り返ってみると、ものすごい人です・・・。あ・・・、目まいが。(@_@;)
というのは冗談ですけどね。(^^ゞ

ちゃんとお参りもしてきましたよ。願うのは無病息災・家内安全ですね。

五重の塔が気に入ったので、近寄って撮ってみました。

 

 

 

 

 

由緒とかはよく知らないのですが、すぐ横の浅草神社にもお参りしました。

こま犬がお出迎えしてくれるんですよ。

ここからは五重の塔が、こんな風に見えます。曇り空、おまけに逆光ですのでまるで影絵のようですね。
周りに高さを比較する建物がありませんので、写真より実際に見た方が高く感じると思います。

浅草寺の広い境内を歩いていると、椿の花に出会いました。向こうの方には五重の塔が透けて見えています。

まるでどこかの名園に迷い込んだような?

手向けられた花に春を感じます。

浅草寺にはたくさんのお堂があるんですね。こちらは六角堂。hideも名前ぐらいは知っていますよ。

淡島堂では、紅梅が出迎えてくれました。

向こうの方に花やしきが見えます。確か、日本最古の遊園地でしたっけ?
行ってみたかったので奥さんを誘ったのですが、無視されてしまいました・・・。

ほとんど満開の白梅にも出会いました。これで天気が良ければねぇ。

右が紅梅、左が白梅なのですがお分かりいただけるでしょうか?

こっちの方が分かりやすいかな?

そういえば、こんなものを見つけました。ポッ・ポッ・ポ〜ッ♪でご存じの、鳩ポッポの歌碑です。確かに、たくさんの鳩が境内を飛び回っていましたね。

浅草寺からの帰りがけに、こんな大きなワラジを見つけました。きっと人の手で編むんでしょうけど、ものすごい大きさですよね。ビックリです。

最後に、お不動さまにも立ち寄って・・・と。

 

 

 

 

雷門を出ると、タクシーと人力車が並んで客待ちをしていました。向こうに見える、金色の雲みたいなのはアサヒビールさんの本社ですね。

なんか食べようか?ということで、有名な「駒形どぜう」さんへ行ってみることにしました。「どぜう」と書いて、どじょうって読むんですよ。

建物も、そして入口も、風情のある趣きですね。なんでも創業二百年を超えるそうです。

二人だけなので座敷よりテーブルの方が気楽かな?と、地階に案内してもらいました。

今月のおすすめ品とかがお品書に載っていますが、初めて来ましたので「名代どぜう鍋」と「くじら鍋」を注文。ついでに、ご飯も。少し遅めの昼食(確か15時過ぎだったような)という感じです。

やってきたのが、こちら。どぜう鍋です。ネギをたっぷり乗せて下さいね〜♪と説明されたので、いっぱい乗せてみました。あれ?どじょうだけの写真を撮るのを忘れちゃった・・・。(ーー;)

仕方ないので取り分けたのを撮ってみました。お好みで七味などを掛けていただきます。甘辛いタレに、柔らかく煮えたどじょうがよく合います。骨もそのまま食べますので、ミネラルがたっぷりとれそうですね。

お次はこちら、くじら鍋です。ネギを乗せてしまうと、どぜう鍋と同じに見えてしまいますね。なんでも創業した方がどじょうという、一番小さな魚を取り扱ったので、二代目の方が「だったら一番大きい魚も」ということで、クジラを取り扱うようにしたんだそうです。よくよく考えると、クジラは魚では無いのですが・・・。

ちなみに関西では、和歌山県太地町が昔からくじら捕りで有名だった関係からか、くじらを食べるのは普通のことでしたね。
なので、我が家でおでんを作る際には、奥さんに頼んでコロ(クジラの皮の部分)をよく入れてもらったものです。
なんか、そんな昔のことを思い出しながら煮えるの待っていました。

で、そんなこんなでほどなく出来あがりです。白く見えるのがクジラですね。
ちょうど皮の部分です。どじょうは七味でいただきましたので、今度はゆず胡椒で。久々に食べたクジラは、とても懐かしい味でしたね。

駒形どぜうのお店と、道路をはさんだ向かい側にはバンダイさんがあります。玩具メーカーさんですから、ドラえもんなどの色んなキャラクターが並んでいます。
う〜ん・・・、これって意外とシュールな光景かもしれませんね。

腹ごなしに散歩していると、浅草公会堂のあるオレンジ通りに出ました。

浅草公会堂の前には、こんな風にスターの方の手形とサインが道路に埋め込まれています。日本版チャイニーズシアターという感じでしょうか。

こんな風に並んでいるのですが、草笛光子さんや森進一さんの名前が見えますね。

さっき食べたばかりなのですが、甘いものは別腹?(^^ゞ
芋ようかんで有名な舟和さんで、ぜんざいを食べることに・・・。

栗ぜんざいと、ところてんのセットというところがスゴイなぁ。hideのイメージでは、というか我が家で奥さんが作るぜんざいは、もっと汁が入っているのですが、こちらでは一滴も無い・・・。(ーー;)

小豆は美味しいし、お餅もおいしい。栗ももちろん・・・なんだけど、お汁が欲しいな・・・と思ったhideはしょせん関西人なのでしょうか。
ところてんは、いうならばざるそばのような仕立てで、右上に見えるワサビでいただきます。これも、なかなか・・・。いやあ〜、もう。本当に初体験でしたね。素直に芋ようかんのついた抹茶セットにした方が良かったかなぁ。(笑)

夕暮れ時になるとライトアップされ、昼間とはまた違った浅草の表情が見られます。まあでも、今日はよく歩いたから、そろそろ帰ろうかな。

 

 

 

 

6回目のお茶飲み話になります。

ご紹介した以外にも、煎餅を買うのに随分あれこれと試食しましたし、天ぷら(あなご、えび、かきあげ)を買い込んで、帰ってから天丼を作って食べました。

天丼は出来も良く、とてもとても美味しかったのですが、カロリーという言葉は聞きたくない気がします。(笑)

世田谷梅まつりという催しにも出かけましたので、出来ればそれもご紹介したいな・・・とか。
そういえばもうすぐ桜の季節になるな・・・とか、色んなことが思い浮かびます。次回はどうなるかなぁ。
もしかしたら、MIDIページの更新になるかもしれませんね。

どうなるか、まだ未定ですけど更新出来るよう頑張りますので、どうぞお楽しみになさっていてくださいね。

では、また。

3/1/2009
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